【重要】正常分娩の時間外・休日・深夜加算の導入について

令和5年4月1日0時以降の分娩より時間外・休日・深夜加算(一律33,000円)をさせていただきます。 

出産一時金の増額や産院の便乗値上げがニュースとなり、当院の分娩費用の変更の有無についてのお問い合わせを多数頂戴しております。

食料品や光熱費だけでなく、医療資材の価格も高騰しております。当院と取引のある業者も軒並み値上げとなっており、現状の経営努力だけでは、差額を吸収できなくなってまいりました。すでに値上げを終えている他の業界とは異なり、妊婦さんの自己負担が増加しないように、一時金の上がる4月までは現状維持を考えております。

4月以降も分娩費用は据え置く予定ですが、これまではいただいておりませんでした正常分娩の時間外・休日・深夜の加算をさせていただきます。入院時間ではなく、出産された時間での加算となります。保険適用となる異常分娩の場合は保険診療の規定上の加算が従来どおりあるため、変更はありません。

時間外: 平日、土曜日6時~8時、平日18時~22時、土曜日12時~22時

休日:  日曜日、祝日、年末年始の休診期間

深夜:  22時~翌6時

※   時間外、休日、深夜の規定は健康保険の規定に準じております。

令和5年1月15日時点ですでに分娩予約をされている方につきましては、無痛分娩の緊急麻酔の加算とダブル加算にはならないように配慮させていただきます。

当院と同じ区内にある全ての分娩施設ではすでに祝日・深夜加算等を頂戴しているようですので、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

ご理解いただけず転院を希望されます場合は予約金は全額返金致しますので、お申し出下さい。

 

【重要】 無痛分娩の適応の変更について

当院では妊婦さんには産後にゆっくり休んでいただくように、お産が重なったことを理由に、早期に退院をお願いすることが極力ないように分娩数をコントロールしております。(昨年、満床を理由に計画分娩の日程変更をお願いした件はありますが、早期退院をお願いしたケースはありません。)しかしながら、無痛分娩を希望される患者様が年々増加し、全てのご希望に添えることが難しくなってまいりました。

当院の限られたベッド数では分娩予約がすぐに埋まってしまいます。令和4年4月に不妊治療が保険適用となってからは、その傾向はより顕著となりました。

初産婦さんは陣痛発来後に麻酔を開始した方が経腟分娩の成功率が高いので、基本的には予定日まで待機しておりましたが、ベッドの空き状況により対応できない可能性が出てまいりました。そのため、令和5年10月1日より初産婦さんの無痛分娩は当院で不妊治療後の患者様に限定させていただきます。

経産婦さんは陣痛促進剤への反応がよく、ベッドの空き状況に応じて、予定日前での計画分娩が可能ですので、基本的にどなたでもお受けできます。

ただし、BMI30以上の方、ヘルニアなど脊椎の手術歴のある方や側弯症のある方、精神疾患のある方、失神するほど迷走神経反射の強い方はお受けできません。

他の患者様の緊急対応をしている時や新型コロナ感染でスタッフが少ない時などは、安全上の理由から無痛分娩は100%お約束できるのもではないですが、年末年始の休診期間中以外は計画外の無痛分娩にも可能な限り対応しています。昨年も希望された方には全員に実施することができました。