出生前診断
wakimoto clinic
当院では出生前診断に、NIPT(新型出生前診断)と羊水検査を実施しています。
ただし、検査の意味や限界を十分に理解してから受けて頂く必要があるため、当院で出生前カウンセリング外来(木曜午前、土曜午後:完全予約制)を受診していだく必要があります。
妊婦健診はご主人の付き添いはできませんが、カウンセリング外来はご夫婦で受診することができます。
■カウンセリング費用:2,000円(当院分娩予定の方)、5,000円(それ以外の方)
※各種検査結果の説明時もカウンセリング費用はかかります。
出生前カウンセリング外来や出生前診断のための検査はWEB予約できませんので、診察時間内にお電話でご予約をお取りください。
NIPT(無侵襲的出生前遺伝学的検査)
当院は2023年10月より日本医学会の出生前検査認証制度等運営委員会に認可され、聖バルナバ病院を基幹施設とするNIPT連携施設に認証されました。
NIPTは妊娠10週から16週ごろに採血をおこない、赤ちゃんがダウン症候群、13トリソミー、18トリソミーである可能性を調べる検査です。
出生前カウンセリング終了後に同意を確認して、採血をします。検査結果の所要日数は1~2週間です。
■検査費用:98,000円(NIPT採血は木曜午前のみです。)
木曜日にカウンセリングを受けると1日で完結することができます。
土曜日にご夫婦でカウンセリングを受けて、翌週以降の木曜日に採血のみを受けることも可能です。
羊水染色体検査
赤ちゃんの染色体を確定診断するために行います。羊水中に浮遊する赤ちゃんの細胞を検査するために、おなかから細い針を刺して羊水を20mlほど採取します。
当院では妊娠17週ごろに実施しています。完全予約制で平日の午前中のみの対応となります。
羊水穿刺の処置は数分で終わり、痛みもほとんどありません。処置後は1~2時間安静にしていただいて、お昼前には帰宅していただけます。
採取した羊水は検査会社へ送り、羊水中に含まれている胎児の細胞を増やすために、約2週間培養します。
その後、特殊な処理(染色)を行うことにより顕微鏡下で染色体が見えるようになります。
FISH法やQF-PCR法などの迅速検査は数日、確定診断であるGバンドは約2週間で結果が出ます。
結果説明はカウンセリング外来で実施します。
羊水検査(迅速検査込み)の費用は135,000円です。
当院のNIPT検査で陽性や判定保留となった方の羊水検査は別料金(要相談)です。
クアトロテスト(母体血清マーカー検査)
(当院では2023年12月でクアトロテストの取り扱いは終了します。)
クアトロテストとは、妊婦さんから採血した血液中の4つの成分を測定して、赤ちゃんがダウン症候群、18トリソミー、開放性神経管奇形である確率を算出するスクリーニング検査です。
母体年齢も組み合わせて確率を計算しているため、年齢の高い妊婦さんほど陽性になる確率が高くなります。
40歳以上の方ですと4割以上の方が陽性となります。
妊娠15週から17週ごろまでに実施します。検査方法は採血のみです。
検査は平日午前のみの完全予約制です。
検査費用は25,000円です。
検査結果の所要日数は1~2週間です。