妊婦健診
wakimoto clinic

妊婦健診

赤ちゃんの心拍が確認できると、母子手帳を区役所にある保健福祉センターまで受け取りに行っていただきます。
クーポン券の入った冊子も渡されますので、母子手帳を受け取った後は毎回診察時に当院受付へ母子手帳とクーポンの冊子を提示して下さい。大阪市では総額12万円程度の助成があります。

大阪市の妊婦健診は23週までは4週間毎、35週までは2週毎、36週以降は毎週が目安となっております。
初回の妊婦健診時に採血や子宮頸癌検診を行います。1~2週後位に受診して下さい。
それ以降は医学的適応がなければ、規定どおり健診を実施していきます。
出生前診断(NIPT)をご希望の方は妊娠10週以降にカウンセリングが可能です。

不妊治療後などで4週も間隔が空くのは不安という場合は1~3週後に受診していただいても構いません。
この場合母子手帳の助成券が早くなりますのでご承知下さい。医学的適応があれば保険診療になります。

妊婦健診の回数・頻度

•妊娠初診の妊娠判定から妊婦健診開始まで(妊娠8~11週頃まで)→ 1~2週毎
•妊娠12週~23週(妊娠4~6ヶ月)→ 4週毎
•妊娠24週~妊娠35週(妊娠7~9ヶ月)→ 2週毎
•妊娠36週以降(妊娠10ヶ月)→ 1週毎
•妊娠40週以降(予定日以降)→ 週2回

もちろん、出血やおなかの張りや痛み、胎動が乏しいなど、心配なことがあれば次の妊婦健診を待たずに受診して下さい。

母子手帳

妊婦健診の診察前にする検査

妊婦健診の診察前にする検査

妊婦健診の診察前にする検査

1.尿検査

受付でカップを受け取って、トイレで尿を採り、尿蛋白、尿糖をチェックします。尿を採取したカップはトイレの受け取り棚に置いて下さい。

2.体重測定

妊娠中の体重増加の目安は、やせ気味の人は9~12kg、標準体重だった人は7~12kg、肥満気味の人は5~7kg位となります。

3.血圧測定

妊娠高血圧症候群(昔の妊娠中毒症)の早期発見が重要です。140/90mmHg以上が高血圧です。
妊娠高血圧症候群があると常位胎盤早期剥離、子宮内胎児発育遅延・子宮内胎児死亡、母体の脳出血、出産時の大量出血などのリスクが高くなります。
リスクの評価に尿タンパクの有無も重要です。高血圧があり、尿タンパク2+以上ですと、さらにリスクが高まります。

4.浮腫(足のむくみ)検査

足のすねや甲を指で押してチェックします。浮腫があっても、血圧が正常で尿検査も問題なければ、ほとんど問題ないです。
ただし、片足だけのむくみや痛み(左足に多い)は稀に血栓症のことがあり注意が必要です。

5.保健相談

医師の診察前後に助産師から生活における注意点や、バースプラン、入院説明などのお話しがあります。

妊婦健診の診察前にする検査

妊婦健診の内容

1.内診、膣鏡診察

おりものや子宮口の状態を確認します。

2.超音波検査

妊娠初期から13週頃までは経膣エコー、14週頃より経腹エコーで赤ちゃんを観察します。経腹エコーでは条件がよければ、4D画像をお楽しみいただけます。
また、妊娠18~20週頃と、28~30週頃には胎児スクリーニング検査を実施しています。
胎児スクリーニング検査とは、おなかの赤ちゃんの形態的な異常がないかどうかを確認する検査です。(ダウン症など染色体異常はこの検査ではわかりません)

妊婦健診と超音波検査のクーポン券があれば追加費用はありません。(超音波検査のクーポン券がない場合は4,780円)
スクリーニングエコーはご主人・パートナーの同席が可能です。詳しくはこちら(PDF)をご覧ください。
また妊娠中期以降では経膣エコーで子宮頸管長測定(早産リスクの評価)や胎盤の位置評価をします。

3.採血やおりもの検査など(妊娠初期、26週頃、36週頃の計3回)

・妊娠初期検査

子宮頸癌検診、血液型、不規則抗体、貧血、血糖、風疹抗体、梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIV、トキソプラズマ抗体など。

・妊娠中期検査

妊娠糖尿病のスクリーニング検査、貧血、HTLV-1抗体(ヒトT細胞白血病ウイルス)の検査、クラミジア検査など。

・妊娠後期検査

膣培養検査、貧血、止血機能の検査など。

4.胎児心拍モニタリング

37週が過ぎて予定日が近づいてくると、20~30分ほどお母さんのおなかにモニターをつけて、赤ちゃんの心拍数パターンを評価して、赤ちゃんが元気であることを確認します。

5.問診と説明 

気になる症状やお悩みのことをご相談下さい。お産が近づいてくれば、バースプランや分娩方法について相談し、ご希望があれば無痛分娩や計画分娩について説明させていただきます。

妊婦健診の診察前にする検査

健診で異常が見つかったら

赤ちゃんに異常が見つかったり、ハイリスク妊娠と判断した場合は適切な高次施設(大阪市立総合医療センター、大阪赤十字病院、愛染橋病院など)へ紹介させていただきます。
無痛分娩が対応できない施設になることもございます。ご了承下さい。

産後健診
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産後健診

産後健診には2週間健診・1ヶ月健診(完全予約制)があります。

大阪市では2週間健診、1ヶ月健診の助成があります。
2週間健診は産後のママのために2017年10月から助成が始まりました。

日程:毎週火曜日13時半~16時半(完全予約制)

内容:赤ちゃんの身体計測、授乳状況確認、助産師による育児相談・母乳相談、小児科医による赤ちゃんの健診、ママの検尿、血圧測定、体重測定、メンタルヘルスチェック、ママの健診

持ち物:母子手帳、おくるみ(バスタオルでも可)、赤ちゃんの着替え、オムツ、おしりふき、ミルクが必要な方はミルクの準備、お母さんと赤ちゃんの保険証もしくはマイナ保険証(お持ちの方は乳児医療証)

※必ず助成券を持参下さい。助成券がない場合は自費5,000円となります。